REGALO Blog

“麻酔”について皆さんはどんな印象をお持ちでしょうか？きっと多くの方が「麻酔は怖い」と思っているのではないでしょうか。動物病院では手術はもちろん、何か処置をする際にも麻酔をかけなくてはならない場合が多々あります。なぜなら「頑張ってね！」なんて言っても、じっとしてくれませんし、お互いけがをする可能性もあります。また無理やり痛いことをされたら、きっと恐怖心が残ってしまいますよね。麻酔の危険性はやはりゼロではありません。私は麻酔についての例え話として、よく車の話をします。「車を運転する以上は、事故にあう危険性はゼロではありません。でもきちんと車の整備・点検をして、経験のある運転手が、しっかり注意して運転すれば事故の可能性は少なくなると思いませんか。」　後は当院での過去の結果をお話しすることしかできません。
幸運なことに私自身、過去に麻酔事故の経験はありませんが、予期せぬことはいつ起きるかわかりません。「安全な麻酔薬は存在しない。安全な麻酔法もない、存在するのは安全な麻酔医だけである」我々は麻酔の先生がよく引用されるこの言葉を心にとめ、注意深く麻酔管理をする必要があります。（か）


（写真は喉頭鏡、気管挿管をするときに使います）