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SFTS(重症熱性血小板減少症候群)について

他県にてSFTS(重症熱性血小板減少症候群)にかかったネコを治療した獣医師が死亡するという事例が報告され、ニュースになりました。

SFTSは主に原因となるウイルスを持ったマダニ(家ダニとは違います)に噛まれることで感染します。

また今回のようにSFTSウィルスに感染したイヌやネコから感染したケースや、人の患者の血液から医師が感染したケースも報告されています。

人が感染すると発熱、嘔吐、下痢、頭痛、筋肉痛、神経症状などが現れ、重症例では血液凝固不全や多臓器不全となり死亡する例(10~30%)もみられます。

イヌやネコでは発熱、元気・食欲低下、嘔吐、下痢(血便)、黄疸などの症状が認められ、死亡率はイヌで40%、ネコで60%といわれています。

感染者は西日本で多く報告されていますが、2023年に新潟県内のイノシシの血液からもSFTSウィルスが検出されました。

ご家族に注意して頂きたいことは何より「マダニに咬まれないようにする」、すなわち「ワンちゃんはマダニ予防をする」「ネコちゃんは外に出さない」ことです。そして皆様も草むらや山林に入るときは肌を露出しないよう気をつけましょう。

また、もし屋外で具合の悪い野良ネコちゃんなどを見つけたら、念のため対応に注意した方がよいかもしれません。

気になる方は新潟県獣医師会が作成したパンフレットが待合室に置いてありますので、どうぞご覧下さい。

 

 

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